1.スラブケースとラベル
アンティークコイン・モダンコインを収集する上で、鑑定会社の鑑定済みコインをおすすめしております。
そして鑑定会社に鑑定を受けたコインであるかどうかはスラブケースに入っているかどうかで簡単に見分けがつきます。スラブケースというのは鑑定会社独自に開発したコイン専用のプラスチックケースです。鑑定後に密封されて、コインの偽造を防いでおります。ケース自体の形状についてはだいたいどこの鑑定会社のものも似たものとなっております。 このケース自体が鑑定書の役割を果たしており、コインの売買に関して大きく貢献しています。スラブケースに入っていない未鑑定コインは通称「裸コイン」と呼ばれ、その価値を見定めるには経験が必要です。それに比べスラブケース入りコインはそのコイン価値基準であるグレードがラベルに記載されており一目瞭然でわかるため、公平な売買取引につながっております。そのため、収集するにあたりまして鑑定会社のスラブケース入りコインをおすすめしております。
なお、残念ながらスラブケース入りコインでもごくわずかではありますが偽造コインが発見されております。そのため、安心・信頼できる場所から購入することも大事となります。また鑑定会社のサイトでスラブケースに記載されている鑑定番号を入力すると、該当コインが写真付きで出てきますので、その写真と見比べて違和感がないか確認してみるとより安全かと思います。※鑑定会社のサイトで写真が出てこない場合もたまにあります。
2.プルーフコイン(Proof Coin)
PCGS社のスラブケースに入った見本です。
ラベル部分に表記されている内容はそれぞれ下記の通りです。
各鑑定会社ともにラベルの種類はたくさんあり、レイアウトも様々です。
但し、表示項目はほとんど同じとなりますので、ご参考にしてください。

PCGS社の鑑定番号を照合するページはこちらです。
https://www.pcgsasia.com/cert
3.ミントステイト(MS Coin)
NGC社のスラブケースに入った見本です。

NGC社の鑑定番号を照合するページはこちらです。
https://www.ngccoin.com/certlookup/
以上、アンティークコイン・モダンコインのスラブケースの見方についてお届けいたしました。